Where Could the Big Seashell Be?/Side Story 1

From Sekaipedia
ミク
ふんふふーん♪
今日の臨海学校、とっても楽しかったなあ~
レン
あ、ミク! 今日、全然会わなかったね
リン
うんうん。それに、楽しそうに
ルンルンっ♪ってしてたけど、何かあったの?
ミク
えへへっ。実は、えむちゃんの
臨海学校についていったんだ~☆
リン
臨海学校……って、なあに?
ミク
海でみんなといーっぱい遊ぶ、
楽しくってすっごくハッピーなイベントだよー
レン
海!? ミクだけずるいよ~!
ボクも海、見てみたかったのにー!
リン
リンもリンもー!!
なんで教えてくれなかったのー?
ミク
ごめんごめん!
ふたりとも、今日はショーがあるって聞いてたから
ミク
でも……ミクばっかり楽しいのはダメだよね
ミク
えむちゃんも、楽しいことは
おすそ分けしたいって言ってたし……
ミク
うーん……
ミク
……あ、そうだ!
ふたりとも、ちょっと待ってて♪
レン・リン
『…………?』
リン
『わぁ……! レン、見て見て!』
レン
『うわぁぁぁ……! 海だーーーっ!』
リン
『キラキラしてて、とーってもきれい!
それに、ずーーーっとあっちまで続いてるよ!』
レン
『すごい! 海って、本当にすごく大きいんだね!』
ミク
『えむちゃん、ミクのお願い聞いてくれてありがとう!』
えむ
どういたしまして♪
レン
『えむちゃん、本当にありがとう!』
リン
『でも、みんなと一緒じゃなくて大丈夫?』
えむ
うん、まだ朝早いし、朝ご飯の時間になったら、
班の子が呼びに来てくれるって!
えむ
だから、それまでは大丈夫だよ!
リン
『そっか! よかったー』
ミク
『それじゃあ、4人でいっぱい遊んじゃおー!』
えむ・リン・レン
『おー!』
レン
『ねえねえ、えむちゃん。
海って本当にしょっぱいの?』
えむ
うん、すっごーく!
泳いでる時、ときどき口に入っちゃうんだけど、
しょっぱーーーってなるの
レン
『そうなんだ……!
どれだけしょっぱいのか、ちょっとなめてみたいかも』
リン
『えむちゃん、えむちゃん!
泳いでる時、お魚さんには会えた?』
ミク
『あ、そうだね!
海って、きれいなお魚さんがいっぱいいるんだよね!』
えむ
うん! 小さいお魚さんなら、何匹か見たよ
ミク
『わぁ……! いいなぁ、ミク達は会えないかなぁ』
リン
『リンも会いたいなぁ~♪
あ、でもリン達、海の中には入れないよ?』
レン
『だよね。ボク達が海に入るには、
スマホを海に入れてもらわないとたぶんダメだし……』
えむ
ふっふっふっ。それなら、大丈夫!
えむ
じゃじゃーん! このジッパーつきの袋があれば、
スマホを海にドボンできるよ!
レン・リン
『おおー!』
ミク
『ほ、本当に!?』
えむ
うん! まず、袋にスマホを入れるでしょ?
で、しっかり口を閉じて……
えむ
それから、同じジッパーつきの袋を、
もう1枚かぶせて、こっちも口を閉じれば……!
えむ
はい! これでスマホを海に入れても、
お水入ってこないから平気だよ!
ミク
『すごーい! よくそんな袋持ってたね!』
えむ
えへへ、実は同じ班の子が、
これにお菓子を入れて持ってきててね!
えむ
そのお菓子は昨日の夜、みんなで食べたから、
いらなくなったこの袋をもらっておいたんだ♪
ミク
『そうだったんだ!
じゃあ、その子にもお礼を言わなきゃだね!』
レン
『ねえねえ、えむちゃん、ミク!
早く、海の中入ろうよ!』
リン
『わくわくっ☆ わくわくっ☆』
えむ
くつとくつした脱いで……。
服、ぬれないようにっと……!
えむ
えへへ、準備オッケー!
それじゃあ、スマホを海に入れるよ!
えむ
……どうかな? 海の中、見えた?
リン
『うん! すごくきれいで、
ずっと先のほうまで見えるね!』
レン
『ホントだね! お魚さんはいないかな~』
ミク
『あっ! 今右のほうにいたかも!』
えむ
本当? よーし!
お魚さん、待ってー!
ミク
はぁ、海とっても楽しかったね!
リン
うん! えむちゃんにお願いしてよかった~
レン
けど、ボク達のわがままばっかり聞いてもらっちゃって、
なんだか悪いな
リン
そうだねー
ミク
それなら、3人でえむちゃんが喜んでくれそうなことを
してあげればいいんじゃないかな♪
リン
え? えむちゃんが、喜んでくれそうなこと?
ミク
ふっふっふっ。ミクには作戦があるんだけど、
ふたりも手伝ってくれる?
レン・リン
『もちろん!』
ミク
『よーしっ! それじゃあ早速準備だ~♪』

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