User:ChaoticShadow/sandbox/21

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MEIKO
MEIKO
さあ、いっくわよー!
レッツ、ダンシング!
えむ・リン・レン
『いえーい♪』
寧々
あ、ミク、リン、ちょっと早いかも!
えむとレンの動きを見て、そろえてみて!
KAITO
KAITO
寧々ちゃん、リズムがわかるように
手を叩いてあげてくれるかな?
寧々
うん、わかった
寧々
みんな、いくよ?
ワン、ツー、スリー、フォー!
えむ
はーいっ☆ 手拍子に合わせて……。
ワン、ツー、スリー、フォー!
全員
『ワン、ツー、スリー、フォー!』
寧々
うん、いい感じ!
カイトさん、ありがとう
KAITO
KAITO
ふふ。どういたしまして
KAITO
KAITO
(寧々ちゃんやメイコがいるし、
ダンス組は多分大丈夫かな)
KAITO
KAITO
(さて、脚本組は……)
主人公と少女の友情が深まるエピソードだけど、
ちょっと薄味な気もするから、
何かしらの要素は付け足しておきたいね
うーむ。今回のショーは
家族や友達との絆がテーマだからな……
少女のおかげで新しい友達が増えるとか、
一緒に暮らしている親戚のおじさんとの距離が縮まる……
とかはどうだ?
うん、いいんじゃないかな。
あとは——
KAITO
KAITO
(あっちはあっちで議論が弾んでるみたいだね)
KAITO
KAITO
(今度は、どんなショーが生まれるんだろう)
KAITO
KAITO
(セカイにあった、あの木——
司くん達の想いがキラキラと輝いていた)
KAITO
KAITO
(もしかしたら、司くん達が成長すると、
あのセカイにあった木も、もっと大きくなるのかな)
カイト、すまんがちょっと相談に乗ってくれないか?
KAITO
KAITO
今、話をしていた脚本のことかい?
ああ。中盤まではおおよそ固まったんだけど……。
終盤がまだしっくりこなくてね
できれば、カイトの意見も聞かせてほしい!
KAITO
KAITO
僕でよければ喜んで。
どんなストーリーか教えてくれるかい?
ああ。まず主人公は引っ込み思案な少女で、
春休みも読書をして過ごそうと思っていた
だが、少女の両親は
もうすぐ生まれる新しい家族のために
いろいろ準備をしなければいけなくなってしまう
そこで、少女はしばらくのあいだ
田舎で暮らしている親戚のおじさん夫婦に
預けられることになるんだ
けれど、おじさん夫婦の家に田舎という不慣れな環境——
話し相手になってくれる同年代の子供もいなくて、
少女は寂しさを募らせていく
そして寂しさに耐え切れなくなった少女は
大好きな両親がいる家に自力で帰ろうとする
その途中、親戚の家の裏山にある桜の木の下で、
同じ歳くらいの不思議な少女ソメちゃんと出会うんだ
KAITO
KAITO
ソメちゃん……。
ひょっとして、桜の木がソメイヨシノだから、とか?
そのとおりだ!
実は、ソメちゃんは桜の精でな
だから、手から桜の花を出せるし、
桜の花びらを浮かせて桜吹雪なんかもできてしまう
そんな不思議なソメちゃんと、
少女はだんだん仲良くなっていくんだ
ソメちゃんの正体については、
仲良くなっていく中で少女も察していく感じになると思う
そして、ソメちゃんと友達になった少女は、
また明日も桜の木の下で会うことを約束して、
おじさん夫婦の家に戻る
ソメちゃんとの出会いをきっかけに、
少女はだんだんおじさん夫婦にも心を開いていくんだ
ところが、山菜を採りに行ったおじさんが
夕方になっても帰ってこない、という事件が起きる
KAITO
KAITO
なるほど。それで、どうなるんだい?
少女は、自分が『またあの山菜を食べたい』と言ったからだと
責任を感じて、自分でもおじさんを探そうとするんだ
だが、夜の山を子供がひとりで人を探すなんて
困難だからな。案の定、少女は迷子になってしまう
心細くて泣きだしてしまう少女。
そこに、桜の精であるソメちゃんが現れる
そしてソメちゃんは、行方不明のおじさんを探すために、
山一帯にいる同じソメイヨシノ——
自分のきょうだい達に呼びかけるんだ
KAITO
KAITO
あ……そういえば、ソメイヨシノは
1本の原木をもとに、接ぎ木で増えたっていう話があるよね
ああ。
それを今回のショーでは“きょうだい”として描くつもりなんだ
フフ。ちなみに、ソメちゃんはえむくんが
やることになっていてね。
このシーンではえむくんがたくさん増える予定だよ
KAITO
KAITO
えーっと? えむちゃんが、増える?
オレもそれはよくわからんのだが……。
とりあえず続きを聞いてくれ
最後は、ソメちゃんの協力のおかげで、
ケガをして動けなくなっていたおじさんを無事に見つける
そして、桜の花びらによって作られた道しるべを頼りに、
おじさんや自分を探していた村人達のところへたどりつくんだ
KAITO
KAITO
ああ。いいね、とっても感動的なシーンになりそうだ
ああ。ここまではかなりいい話として
まとめられたと思っている
だが最後の、ソメちゃんとの別れのシーンが問題でな
そこまでのあいだに、かなりの友情を育んでいることもあって、
また春に会いに来る、という約束をするとしても、
どこか悲しさがぬぐえなくてね
KAITO
KAITO
んー……。また春に、か
ああ。ソメちゃんとは桜が咲いているあいだだけ出会える、
という設定にする予定だからな
KAITO
KAITO
なるほど……
KAITO
KAITO
(もし僕が、その桜の精だったら……)
KAITO
KAITO
ソメちゃんもまた少女に会いたいと思っていると思うし、
ただ待っているだけじゃないほうが、いいかもしれないね
……というと?
KAITO
KAITO
たとえば……次の春はその少女のために
もっと綺麗に咲けるように
いっぱい元気をためておく、とか
KAITO
KAITO
少女が寂しくないように少しでも長く、
花を咲かせておけるようにする、とか
KAITO
KAITO
(僕達が、君達や君達の夢のためにできることはないかって
いつも考えているように)
KAITO
KAITO
きっとソメちゃんも、大切な友達のために
頑張りたいと思うしね
なるほど……! では、少女のほうにも
頑張る目標があったほうがよさそうだな
そうだね……。あ、これから生まれるきょうだいのために
いいお姉さんになれるように頑張る、
というのはどうだい?
いいな! ソメちゃんも、
たくさんのきょうだいがいるお姉さんだしな!
ありがとう、カイト。
おかげで終盤のストーリーもだいぶかたまった!
KAITO
KAITO
ふふ。どういたしまして
KAITO
KAITO
とってもいいお話になりそうだし、
次のショー、楽しみにしてるよ
ああ! 任せておけ!
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