Overlapping Singing Voices: Side Story (Part 2)
サイドストーリー（後編） (Saido Sutoorii (Kouhen))
Character appearances:
? (edit)
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教室のセカイ
Miku
♪————
Miku
（一歌が作った曲……やっぱりいいな）
Miku
（ほんの数回しか演奏してないのに、
不思議と、曲が体に馴染んでいる感じがする……）
不思議と、曲が体に馴染んでいる感じがする……）
Miku
♪———— ♪————
KAITO
……ミク、今の曲は？
MEIKO
聴いたことない曲だけど、
なんとなく耳馴染みがいい感じがするよね
なんとなく耳馴染みがいい感じがするよね
Len
うん。——もしかして、Leo/needの新曲か？
Miku
さすがだね。
さっき弾いてたフレーズだけでわかるなんて
さっき弾いてたフレーズだけでわかるなんて
Miku
今弾いてたのは、一歌が作った曲だよ
KAITO
え……一歌が？
Len
作詞じゃなくて、作曲！？
MEIKO
いつの間にしてたの？ すごいじゃん！
MEIKO
ねえ、ミク！ この曲もう弾ける？
できるところまででいいから、聴かせてよ！
できるところまででいいから、聴かせてよ！
KAITO
……俺も聴きたい
Len
オレも！
Miku
わかった。ちょうど練習してたところだし、
弾いてみるね
弾いてみるね
Miku
♪————……
KAITO
……優しくて、あたたかくて、
とてもいい曲だったね
とてもいい曲だったね
Len
ああ。なんかそういうところが、最初から最後まで、
一歌の曲だなって感じだった
一歌の曲だなって感じだった
MEIKO
ほんとほんと。一歌の曲ってストレートだから、
演奏も歌詞もスッと入ってくるよね
演奏も歌詞もスッと入ってくるよね
Miku
うん。私も、一歌のいいところが詰まった曲だと思う。
それに——
それに——
Miku
この曲は、ちょっとだけ特別なんだ
KAITO
……特別？
Miku
一歌からもらった元の音源があるから、
そっちも聴いてほしいな
そっちも聴いてほしいな
Miku
『♪————』
Len
……えっ！ これ……！
Miku
『♪————』
KAITO
……ミクの、声？
Miku
うん
Miku
一歌が、私と一緒に歌いたいって、
あっちにいる私と作った曲なんだ
あっちにいる私と作った曲なんだ
KAITO
そうだったんだ……
MEIKO
……耳にすごく馴染む感じとか、
胸の奥に響いてくる理由が、ちょっとわかったかも
胸の奥に響いてくる理由が、ちょっとわかったかも
KAITO
この曲には、ミクへの想いがすごくたくさん詰まってる。
それが、俺達にも響いたのかもしれない
それが、俺達にも響いたのかもしれない
Len
だな……
Miku
この曲も、Leo/needの曲として演奏するみたいだよ
Len
あ……それで楽器構成も同じなのか！
なるほどな
なるほどな
MEIKO
みんなの演奏バージョンで聴いたら、
また違った感動がありそうだね
また違った感動がありそうだね
Miku
うん。だから、私も楽しみなんだ
Len
もしかして、一緒に演奏しようと思って
練習を始めてたのか？
練習を始めてたのか？
Miku
もちろんそれもあるけど……
Miku
この曲に込められた一歌の想いを、
もっと感じたくて
もっと感じたくて
KAITO
……その気持ち、わかるな。
思わず弾きたくなるようなフレーズもあったし
思わず弾きたくなるようなフレーズもあったし
KAITO
……ギターとってくる
Len
え、じゃあオレも！
MEIKO
あ、ズルい！ それなら私も！
MEIKO
というか、ルカやリンにも声をかけない？
絶対あのふたりも弾きたがると思うんだよね！
絶対あのふたりも弾きたがると思うんだよね！
Miku
もちろんいいよ
MEIKO
オッケー！ じゃあ、ふたりにも声をかけてくる！
ミクはここで待ってて！
ミクはここで待ってて！
Miku
うん、よろしく！
Miku
みんな、ちょっと弾いてみたいって感じで言ってたけど、
一度練習し始めたら、綺麗に合うまで終わらないからなぁ
一度練習し始めたら、綺麗に合うまで終わらないからなぁ
Miku
一歌達が今度セカイに来る時までに、
みんなで演奏できるようになってるかもしれない
みんなで演奏できるようになってるかもしれない
Miku
ふふ。びっくりする一歌の顔、ちょっと楽しみだな