Feeling Down, Down, Down~: Side Story (Part 1)
サイドストーリー（前編） (Saido Sutoorii (Zenpen))
Character appearances:
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ワンダーランドのセカイ
Miku
むむ……
Miku
むむむ〜〜〜……
Rin
ミク、どうしたの？
さっきからむ〜しか言ってないよ
さっきからむ〜しか言ってないよ
Len
……もしかして、鳥のぬいぐるみさんのこと？
Miku
うん……
Miku
どうすれば鳥さんと一緒に、危なくないショーが
できるのかなあって思って……
できるのかなあって思って……
Miku
いっぱいいっぱい考えてるんだけど、
全然いい案が思いつかないんだよ〜！
全然いい案が思いつかないんだよ〜！
KAITO
あのショーは、空を飛べる子じゃないと
なかなか難しいからね
なかなか難しいからね
KAITO
でも、飛べない僕達が安全にやろうとすると、
あの子がやりたいショーではなくなってしまう……
あの子がやりたいショーではなくなってしまう……
MEIKO
そこが一番の問題よね。
こう……スパッと解決できるような
ものすごい案があればいいんだけど
こう……スパッと解決できるような
ものすごい案があればいいんだけど
Luka
難しいわ……。これって、お布団をとるか、
枕をとるかってことでしょう？
枕をとるかってことでしょう？
KAITO
え？ えっと……そう、なのかな？
MEIKO
全然違うわよ
MEIKO
——せっかくみんないるし、考えてみましょ！
鳥のぬいぐるみくんと一緒に、私達がショーをする方法！
鳥のぬいぐるみくんと一緒に、私達がショーをする方法！
Miku
うんっ☆
みんな、がんばろー！
みんな、がんばろー！
リン・レン
『おー！』
Miku
す、すごーいっ！
いっぱい案が出たね！
いっぱい案が出たね！
Miku
カイト！ ミク達これで、鳥のぬいぐるみさんと一緒に
ショーができるかな？
ショーができるかな？
KAITO
…………
Len
……カイト？
KAITO
……そうだね。
僕達に出せる案は全部出せた
僕達に出せる案は全部出せた
KAITO
特に、ミクが考えてくれたワイヤーを使ったアクションは
鳥のぬいぐるみくんがやりたがっているものに
近づけられていると思う
鳥のぬいぐるみくんがやりたがっているものに
近づけられていると思う
Rin
それじゃあ……！
KAITO
……うん、これであの子に提案してみよう
Rin
わーいっ！
Len
やったね、ミク！
Miku
うん！ メイコもルカも一緒に考えてくれてありがとう！
Miku
あれ？ ふたりもなんだか、むむむ顔になってる
MEIKO
あ、ごめんごめん！
こういう時にこんな暗い顔してたらダメよね！
こういう時にこんな暗い顔してたらダメよね！
MEIKO
でも、ミク。ぬいぐるみくんの気持ちは
大事にしてあげなくちゃダメよ？
大事にしてあげなくちゃダメよ？
MEIKO
私達で出した案は、あの子がやりたいショーに
ちょっとは近づけたと思うけど……。
やっぱり、別のものになっちゃうから
ちょっとは近づけたと思うけど……。
やっぱり、別のものになっちゃうから
Miku
……うん。そうだね……。
汽車でぴょんぴょんできる案、でなかったもんね
汽車でぴょんぴょんできる案、でなかったもんね
Miku
でも、ミク。やっぱり、鳥さんとショーがしたい
Miku
だから……みんなそう思ってるよっていう気持ちだけでも、
鳥さんに伝えたいな
鳥さんに伝えたいな
KAITO
……そうだね
KAITO
いっておいで、ミク。
僕達の想いは、ミクに託すよ
僕達の想いは、ミクに託すよ
Miku
うんっ☆ いってきまーす！
Miku
鳥さん、どこかな～
Miku
んー……あっ！
鳥のぬいぐるみ
『パタパタ、ピョンピョン！
ドーナツクグリだヨ〜！』
ドーナツクグリだヨ〜！』
鳥のぬいぐるみ
……ウーン。コレジャ空を飛ブ楽シサが伝ワラナイカモ。
モット、カッコヨク見エルヨウニ……
モット、カッコヨク見エルヨウニ……
Miku
鳥さん、本当にひとりで……
鳥のぬいぐるみ
『パタパタ、ピョンピョン！
ドーナツクグリだ——』アイタッ！！
ドーナツクグリだ——』アイタッ！！
Miku
あっ……！
鳥のぬいぐるみ
危ナイ危ナイ。ヌイグルミジャナカッタラ、
タンコブがデキチャッテタカモ
タンコブがデキチャッテタカモ
鳥のぬいぐるみ
ウウ……。誰カ、手伝ッテクレタラ……
Miku
……鳥さ——
鳥のぬいぐるみ
ウウン！ ソレはダメ！！
Miku
…………！
鳥のぬいぐるみ
ボクがヤルッテ決メタ、ショーダモン！
ボク以外ジャ危ナイシ、ダメ！
ボク以外ジャ危ナイシ、ダメ！
鳥のぬいぐるみ
デモ、絶対にヤルンダ！
空を飛ブ楽シサをミンナに教エテアゲルンダ！
空を飛ブ楽シサをミンナに教エテアゲルンダ！
鳥のぬいぐるみ
飛ベルボクシカ知ラナイナンテ、
トッテモモッタイナイ。ダカラ、教エテアゲルンダ！
トッテモモッタイナイ。ダカラ、教エテアゲルンダ！
鳥のぬいぐるみ
風をキッテ、ビューッテ飛ブ気持チヨサも、
高～クアガル時の、体がフワッテ軽クナル楽シサモ！
高～クアガル時の、体がフワッテ軽クナル楽シサモ！
鳥のぬいぐるみ
——ヨシ！ サッキのトコロ、成功スルマデヤルゾ！
Miku
鳥さん……
Miku
（そっか……だから鳥さんは
あの演出にすごくこだわってたんだ）
あの演出にすごくこだわってたんだ）
Miku
ミク達の気持ち、今伝えちゃダメな気がする。
それに……
それに……
Miku
鳥さんのショー……ちょっと心配だけど、見てみたいな
鳥のぬいぐるみ
『パタパタ、ピョンピョン！
ドーナツクグリだヨ〜！』
ドーナツクグリだヨ〜！』
Miku
……また今度来るね、鳥さん。
がんばれー！！
がんばれー！！