Classroom Sekai: Side Story (Part 1)
サイドストーリー（前編） (Saido Sutoorii (Zenpen))
Character appearances:
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ミク
――――♪ ――――♪
ルカ
ミク、調子はどう？
ミク
ん？ もちろんいいよ、私もギターも。
良かったら、セッションして確かめる？
良かったら、セッションして確かめる？
ルカ
いいわね。それじゃあ……
咲希
こんにちはー！
ミク
咲希、一歌！ いらっしゃい
一歌
お邪魔します
一歌
あの……今日は、ちょっとお願いがあって来たんだけど……
ミク
お願い？
一歌
いつも、練習のために借りてたスタジオが、
改装で、しばらく使えなくなっちゃって……
改装で、しばらく使えなくなっちゃって……
一歌
他のスタジオも探してみたんだけど、
予約でいっぱいなんだ
予約でいっぱいなんだ
一歌
だから、ここでまた練習させてもらえたらって思って……
ミク
なんだ、そんなこと？ もちろんいいよ。
ここはみんなの想いのセカイなんだから
ここはみんなの想いのセカイなんだから
ルカ
ええ。それに、ちょうどセッションをしようって
ミクと話していたところなの
ミクと話していたところなの
ルカ
ふたりもやるでしょう？ セッション
咲希
ミクちゃんとルカさんと一緒に！？
アタシ達そんなに上達してないのに……いいんですか？
アタシ達そんなに上達してないのに……いいんですか？
ミク
うん。そのほうが絶対に楽しいしね
一歌
ありがとう、ミク、ルカ
ミク
じゃあ、準備しよっか。
ルカ、こっちのチューナー使う？
ルカ、こっちのチューナー使う？
ルカ
ええ、ありがとう。
でもまずは、ベースの状態を確認しないと
でもまずは、ベースの状態を確認しないと
ルカ
ミクはちゃんと自分のギターを確かめた？
ミク
弦がサビてないかとか緩んでないかとかでしょ？
いつも、弾き始める前にチェックしてるよ。
ルカから教えてもらった通りにね
いつも、弾き始める前にチェックしてるよ。
ルカから教えてもらった通りにね
咲希
……あ、そういえば、普段はルカさんが
ミクちゃんに教えることが多いんだっけ？
ミクちゃんに教えることが多いんだっけ？
ルカ
ええ、そうね。
バンドの先輩って感じかしら
バンドの先輩って感じかしら
咲希
なるほど。つまり、ミクちゃんに誘われてバンドを始めた
アタシ達はふたりの後輩なんだから……
アタシ達はふたりの後輩なんだから……
咲希
ミクちゃん達を呼ぶとき、ちゃんと『先輩』って
つけるのがいいんじゃないかな？
つけるのがいいんじゃないかな？
一歌
あ……もしかして、
そういう呼び方、憧れてた？
そういう呼び方、憧れてた？
咲希
えへへ、バレちゃった？
ミク
ふふっ、じゃあ試しに呼んでみてくれない？
咲希
うん、では……！
咲希
ミク先輩、ルカ先輩！
今日のセッション、よろしくお願いします！
今日のセッション、よろしくお願いします！
咲希
ほら、いっちゃんも！
一歌
えっ、あ……ミク先輩、ルカ先輩、
よろしくお願いします
よろしくお願いします
ミク
先輩……いいね、なんだか頼られてる気分
咲希
あとはもっと丁寧に、
初音先輩、巡音先輩とかもいいかも！
初音先輩、巡音先輩とかもいいかも！
ルカ
ふふっ、その呼ばれ方はすごく新鮮だわ
ミク
でも、ちょっと距離を感じちゃうな
咲希
なるほど。じゃあ……あ！
ミクちゃん先輩、とか
ミクちゃん先輩、とか
一歌
えっ……それ、ルカはどうなるの？
咲希
ルカさんは……んー……あっ、ルカお姉さま！
一歌
先輩って言葉、消えちゃってるじゃん……
咲希
てへっ♪
ミク
ふふ、お姉さまだって
ルカ
あら、妹がたくさんできたみたいで
悪い気はしないわよ
悪い気はしないわよ
咲希
うーん。やっぱり、
ミクちゃん、ルカさん、かなぁ
ミクちゃん、ルカさん、かなぁ
一歌
あの……私、昔からの癖で、ふたりのこと
つい『ミク』『ルカ』って呼んじゃうんだけど……
つい『ミク』『ルカ』って呼んじゃうんだけど……
一歌
ふたりは、嫌じゃない？
ルカ
ふふっ、好きなように呼んでもらって大丈夫よ
ミク
うん。一歌達がよければ、
いつでも、どんな風に呼んでくれてもいいよ
いつでも、どんな風に呼んでくれてもいいよ
ルカ
大事なのは呼び方じゃなくて、
お互いをどう思っているかだもの
お互いをどう思っているかだもの
一歌・咲希
『……はい！』
ルカ
さて、お話ししている間に、
みんな準備できたみたいね
みんな準備できたみたいね
ミク
それじゃあ、セッション始めよっか！