Classroom Sekai: Side Story (Part 2)
サイドストーリー(後編) (Saido Sutoorii (Kouhen))
Character appearances:
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穂波
あの、こんにちは……
志歩
ミク、いる?
ミク
あ、穂波に志歩、いらっしゃい
志歩
急で悪いんだけど、
今って、ここ使ってもいい?
今って、ここ使ってもいい?
ミク
いいけど、何かあったの?
もしかして、まだ練習用のスタジオ使えないの?
もしかして、まだ練習用のスタジオ使えないの?
穂波
あ、ううん。そうじゃないの
穂波
練習はちゃんとできたんだけど、
ちょっと練習したりないっていうか……
ちょっと練習したりないっていうか……
志歩
ようは居残り練習
ミク
じゃあせっかくだし、ギターのパートを
一緒に弾かせてもらえない?
一緒に弾かせてもらえない?
ミク
一歌や咲希とは何度かセッションしてるけど、
ふたりとはなかなかやる機会なかったしね
ふたりとはなかなかやる機会なかったしね
穂波
いいの? もちろん喜んで!
ね、志歩ちゃん
ね、志歩ちゃん
志歩
断る理由もないしね
ミク
オッケー。じゃあセッション、スタートだね!
穂波
ミクちゃん、ありがとう!
とっても助かっちゃった
とっても助かっちゃった
志歩
うん。すごくいい練習になった
ミク
どういたしまして。
私も思いっきりできて、気持ちよかったよ
私も思いっきりできて、気持ちよかったよ
志歩
でも……やっぱり3人じゃなくて、
全員でそろってやりたいな
全員でそろってやりたいな
穂波
あ、志歩ちゃん、その言い方だと……
志歩
あ……! ごめん。
せっかく手伝ってくれたのに、
『やっぱり全員でやりたい』なんて、嫌な感じだよね……
せっかく手伝ってくれたのに、
『やっぱり全員でやりたい』なんて、嫌な感じだよね……
ミク
ふふ、大丈夫だよ。
全員でやれたほうが、もっと上達できるからって意味だよね?
全員でやれたほうが、もっと上達できるからって意味だよね?
志歩
……うん。わかってくれてありがとう
志歩
穂波も、フォローありがとう
穂波
ううん。役に立てたなら良かった
ミク
ふふっ
志歩
そういえば、前から聞きたかったんだけどさ
ミク
ふふ、なあに?
志歩
初めてセカイで会った時、
なんで私達にセッションをすすめたの?
なんで私達にセッションをすすめたの?
穂波
あ……それはわたしも思ったな。
なんでだろうって
なんでだろうって
ミク
簡単だよ。きっと、音で会話すれば、
わかりあえるんじゃないかなって思ったから
わかりあえるんじゃないかなって思ったから
志歩
音で……会話?
ミク
初めは、みんなぎこちなくて、
普通に話をするだけじゃ、
お互いの気持ちも伝わらなさそうだなって思ったの
普通に話をするだけじゃ、
お互いの気持ちも伝わらなさそうだなって思ったの
穂波
確かに、あの時のわたしは、
みんなと目も合わせづらくて……
みんなと目も合わせづらくて……
穂波
でも、ミクちゃんと咲希ちゃんに誘われて
セッションをしていた時は違ったな
セッションをしていた時は違ったな
穂波
みんなの音を聴かなくちゃ。
みんなのことを見なくちゃって……
みんなのことを見なくちゃって……
志歩
まあ、音もリズムもバラバラの、
ひどいセッションだったけどね
ひどいセッションだったけどね
志歩
けど……どうしてか、胸に残った
穂波
うん。それに……
穂波
あんなに下手な演奏だったのに、
すごく……すごくドキドキしたよ
すごく……すごくドキドキしたよ
志歩
ミクのおかげ、だね
穂波
うん。ミクちゃん、本当にありがとう
ミク
ふふ、どういたしまして