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{{Event story chapter info |
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|image = Potato2020 chapter 2.png |
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|chapter = 2 |
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|japanese = ショーコンテスト! |
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Revision as of 07:52, 16 April 2022
類
ショーコンテスト?
そんなイベントがあったんだねえ。初耳だよ
そんなイベントがあったんだねえ。初耳だよ
えむ
……コンテスト、やっちゃうんだ
寧々
え? やっちゃう……ってどういうこと?
寧々
えむはこういうイベント好きそうだと思ってたけど
えむ
あっ、えっとね……!
昔もショーのコンテストをやろうって話が出てたの!
昔もショーのコンテストをやろうって話が出てたの!
えむ
でも、おじいちゃんが『ショーは1番なんて決めなくていいし、
みんな違ってみんないいんだよ』って言ったから、
やらないことになったんだ
みんな違ってみんないいんだよ』って言ったから、
やらないことになったんだ
えむ
だからちょっとびっくりしちゃったんだ~
類
ふむ……。方針が変わった、ということかな?
えむ
…………
司
なるほど、コンテスト……
司
コンテスト――おおいに結構ッ!
えむ
うわわっ!?
寧々
うるさ……
司
コンテストが開かれるということは、
ここで最も素晴らしいショーを作るユニットが
明らかになるということ!
ここで最も素晴らしいショーを作るユニットが
明らかになるということ!
司
さすれば、オレの役者としてのスター性、
座長としてのリーダーシップが世に広まる大チャンス!
座長としてのリーダーシップが世に広まる大チャンス!
司
フフフ……もしかすると一足飛びに活躍の場を
世界に広げられるやもしれんな!
世界に広げられるやもしれんな!
寧々
あーはいはい。
わかったからボリューム落としてよね
わかったからボリューム落としてよね
司
他人事のように言っているが、お前もだろう、寧々!
司
これをきっかけに注目されれば、ミュージカル俳優になるという
夢に一歩近づくというものだ!
夢に一歩近づくというものだ!
寧々
まあ……それはそうだけど
司
それに、人気が出れば予算が使えるようになるかもしれん。
そうすれば、もっとすごい機材を買って
演出をつけられるようになる!
そうすれば、もっとすごい機材を買って
演出をつけられるようになる!
類
ふむ。演出に必要なものは大抵、
そのあたりのもので作ってしまうけれど……。
でも、予算が増えるのは悪いことじゃないね
そのあたりのもので作ってしまうけれど……。
でも、予算が増えるのは悪いことじゃないね
えむ
んー、そうだね……。
いっぱいショーをやれば、その分来てくれたお客さんに
たくさん笑顔になってもらえるし……
いっぱいショーをやれば、その分来てくれたお客さんに
たくさん笑顔になってもらえるし……
えむ
——せっかくのイベントだもんね!
みんなで楽しくがんばろーっ♪
みんなで楽しくがんばろーっ♪
寧々
ま、えむがいいなら、わたしは文句ないかな
司
それで、そのコンテストはどんな内容なんだ?
えむ
えーっと、
『フェニックスワンダーランド内で、
もっとも優れたショーユニットを決めるコンテストで……』
『フェニックスワンダーランド内で、
もっとも優れたショーユニットを決めるコンテストで……』
えむ
『決められた期間の中で3回ショーを行う。ショーは1回ごとに
来場者に投票してもらい、総合得点を競い合う』……だって
来場者に投票してもらい、総合得点を競い合う』……だって
類
なるほど。1回だけではショーの内容の好みで選ばれてしまう
かもしれないから、3回に分けてお客さんに投票してもらう
ということかな
かもしれないから、3回に分けてお客さんに投票してもらう
ということかな
寧々
そういえば、ここって他にいくつステージがあるの?
えむ
小さいのも入れると、10個はあるよ♪
ショーユニットも、ステージごとにあるの!
ショーユニットも、ステージごとにあるの!
司
そんなにあったのか!?
寧々
なんでアンタは面接受けといて知らないわけ……?
えむ
あ、続きがあるよ?
『なお』——
『なお』——
えむ
『優勝したユニットは、フェニックスワンダーランドの
宣伝大使となり、テレビCMに起用される』だって
宣伝大使となり、テレビCMに起用される』だって
司
なっ……!! テ、テレビCMだと!?
司
ではやはり、優勝すればスターへの道が
一気に開かれるということだな!
一気に開かれるということだな!
寧々
スターへの道はどうか知らないけど……
寧々
参加して、いつもよりたくさんのお客さんに見てもらえたら、
役者としてはもっと成長できるかもね
役者としてはもっと成長できるかもね
えむ
うんっ! そうだね!
類
じゃあ、決まりだね。
このコンテストに向けてショーを作っていこう
このコンテストに向けてショーを作っていこう
司・えむ
『おーっ!』
司
――ということで、だ。
今日はコンテストに向けてショーの内容を決めるぞ!
今日はコンテストに向けてショーの内容を決めるぞ!
司
観客に選んでもらうとなると、
やはり派手で心に残る、楽しいものがいいだろう!
やはり派手で心に残る、楽しいものがいいだろう!
えむ
あっ! じゃあ、アレのショーにしようよっ!
類
うん、そうだね。僕もアレが一番ふさわしいと思うよ
寧々
え? アレって、何?
えむ
ほら、アレ! みんなでウワーってなって、
ゾロゾロして、夜すっごく楽しい!
ゾロゾロして、夜すっごく楽しい!
司
ええいわからん! 早く言え!
えむ
えーっと、だから……
えむ
ハロウィン! ハロウィンだよ!!
司
ハロウィン?
司
ふむ……なるほどな
司
ハロウィンのショーであれば、明るく派手で見栄えもいい。
人気のショーになるだろうな
人気のショーになるだろうな
えむ
うん! それに怖~いのがいっぱいいたらおもしろいよ!
カボチャのオバケとか、ゾンビとか、
おっきなクモとか……
カボチャのオバケとか、ゾンビとか、
おっきなクモとか……
司
ク、クモはやめろクモは!
寧々
いいんじゃない?
いつもと違う感じだし、面白そう
いつもと違う感じだし、面白そう
司
うう……クモはダメだが……
まあ、ハロウィンというのは良さそうだな
まあ、ハロウィンというのは良さそうだな
司
よし、それならばハロウィンのショーでいこう!
えむ
わーい! やったー!
類
——そうしたら内容は『ポテトゴースト』を
アレンジするのはどうだろう?
アレンジするのはどうだろう?
司
『ポテトゴースト』?
類
うん、元は海外の劇なんだけどね
類
ハロウィンの夜、遊園地で過ごす人々を
羨ましく思った死者達が遊園地に押しかけて
人々を恐怖に陥れる——
羨ましく思った死者達が遊園地に押しかけて
人々を恐怖に陥れる——
類
かと思いきや、遊園地の園長が死者達を受け入れる。
最後は人も死者もみんなで大騒ぎしながら
ハロウィンを楽しむ、というお話だ
最後は人も死者もみんなで大騒ぎしながら
ハロウィンを楽しむ、というお話だ
類
死者達が土の中からどんどん現れて、
まるで芋の収穫のようだから、ポテトゴーストと言うらしいよ
まるで芋の収穫のようだから、ポテトゴーストと言うらしいよ
えむ
わ~! おもしろそう!
司
ふむ、ハロウィンとこの場所にふさわしい、
にぎやかなショーになりそうだな!
にぎやかなショーになりそうだな!
寧々
うん、いいと思う
司
よし。配役を決めて、さっそく準備に取り掛かるぞ。
コンテストの優勝は、オレ達がいただきだ!
コンテストの優勝は、オレ達がいただきだ!
類
そうだね。そうと決まれば司くん。
――ちょっと手伝ってくれないかい?
――ちょっと手伝ってくれないかい?
司
ん? 手伝う?