Luka
いつ見ても、綺麗な星ね……あら?
Saki
あ、ルカさん! こんばんは
Luka
こんばんは、咲希。
プラネタリウムごっこの日以来ね
プラネタリウムごっこの日以来ね
Luka
……よかった。顔色もいいし、体調も良さそうね
Saki
はい! 実は、今日は
ほなちゃんから写真を預かってきたんです
ほなちゃんから写真を預かってきたんです
Luka
あら……これ、プラネタリウムごっこの
Luka
ふふ。よく撮れてるわ
Saki
ですよね!
ミクちゃんにも見せてあげてください
ミクちゃんにも見せてあげてください
Luka
ええ、約束するわ
Luka
それで——今日の本当の用事は何かしら?
Saki
あ……。
あはは、ルカさんはなんでもお見通しなんですね
あはは、ルカさんはなんでもお見通しなんですね
Saki
えっと、今日はお礼を言いに来たんです
Luka
お礼?
Saki
はい。アタシの話を聞いてもらったお礼です
Saki
あの時……ルカさん、言ってくれましたよね。
焦らなくていいって
焦らなくていいって
Saki
アタシ、あの言葉のおかげですごく安心できたんです
Saki
だから、こうやって元気になれたのは
ルカさんのおかげです。
本当にありがとうございました!
ルカさんのおかげです。
本当にありがとうございました!
Luka
ふふ。どういたしまして
Luka
でも、あまり気にしなくていいのよ
Luka
あなた達は、このセカイで本当の想いを見つけてくれた
Luka
その想いから生まれた、
素敵な歌も聴かせてくれたわ
素敵な歌も聴かせてくれたわ
Luka
私もミクも、もうそれで十分なの
Luka
あとは、あなた達があなた達のしたいことを
思う存分楽しんでくれればいいのよ
思う存分楽しんでくれればいいのよ
Luka
そんなあなた達を、私達は見ていたいから
Saki
ルカさん……
Saki
アタシ、ルカさんやミクちゃんみたいな先輩がいてくれて、
すーっごく心強いです!
すーっごく心強いです!
Saki
その……もしまた何かあったら、
コッソリ相談しに来てもいいですか?
コッソリ相談しに来てもいいですか?
Luka
ふふ。一歌たちには内緒で?
Saki
はい。内緒でコッソリ!
Luka
そうね。幼馴染みだからこそ言えないことが、
たくさんあるかもしれないものね
たくさんあるかもしれないものね
Luka
私でよければ、いつでも相談にのるわ。
もちろん、ミクもね
もちろん、ミクもね
Saki
うん! ありがとう、ルカさん!
Luka
さあ、もう夜も遅いし
今日はここまでにしましょうか
今日はここまでにしましょうか
Saki
はーい。
それじゃあ、おやすみなさーい
それじゃあ、おやすみなさーい
Luka
ええ。おやすみなさい、咲希
Miku
咲希、もうすっかり元気そうだったね
Luka
ええ。ところでミク、
咲希が話しやすいようにって、また気を遣ってくれたのね
咲希が話しやすいようにって、また気を遣ってくれたのね
Luka
途中から教室の外にいたんでしょう?
Miku
うん。元気になったって言っても病み上がりだからね。
引き留めたら悪いし
引き留めたら悪いし
Miku
それに……今日、咲希はルカにお礼を言いに来たんでしょ?
私が邪魔しちゃ悪いと思って
私が邪魔しちゃ悪いと思って
Luka
あら、そうだったのね。でも、咲希はミクみたいな先輩が
いてくれて、心強いって——
いてくれて、心強いって——
Miku
え! えっと、それは……
Luka
(ふふ、ミクったら咲希の話、ちゃんと聞いてたのね)
Luka
(さっき顔を出さなかったのは、照れもあったのかしら?)
Miku
……ルカ? 何? じっと見て
Luka
ふふ、なんでもないわよ。ミク