ミク
——♪ ——♪
ミク
……うん。いい感じになってきた!
ルカ
頑張ってるわね、ミク
ミク
あ、ルカ!
ミク
一歌たちもどんどん上達してるからね。
私も負けられないなって思って
私も負けられないなって思って
ルカ
そう。練習、どれくらいで終わりそう?
ミク
パート練習は今ので終わりにするつもりだったから、
今日はここまでだよ
今日はここまでだよ
ルカ
それじゃあ、前に見せそびれちゃったこれを
見せてあげられるわね
見せてあげられるわね
ミク
え、何?
ルカ
ふふ、私達のかわいい後輩からのおすそわけよ
ルカ
はい、プラネタリウムごっこをした時の写真。
咲希がセカイに来た時に持ってきてくれたの
咲希がセカイに来た時に持ってきてくれたの
ミク
へえ、見せて見せて!
ミク
あ、これはジュースで乾杯した時かな。
こっちは穂波が解説してくれてる時のだね
こっちは穂波が解説してくれてる時のだね
ミク
それから……あ、これ!
残りのおやつを咲希達がジャンケンで取りあってた時のだ
残りのおやつを咲希達がジャンケンで取りあってた時のだ
ミク
ふふ。みんないい表情!
ルカ
ええ。ほら見て、眠たそうな咲希の写真もあるわ
ミク
本当に良かった、咲希が元気になってくれて
ルカ
ええ。それに一歌達も……
ルカ
咲希の力になってあげたいって、
ずっと思っていたと思うから
ずっと思っていたと思うから
ミク
そうだね。咲希は笑顔で頑張りすぎちゃうしね
ルカ
そうね……
ルカ
みんなが学校で過ごす時間を、
ひとり、遠く離れた病院の病室で過ごして……
ひとり、遠く離れた病院の病室で過ごして……
ルカ
とても寂しかったでしょうね
ルカ
だからこそ、一歌達と過ごすはずだった時間を
取り戻したくて焦って……
取り戻したくて焦って……
ミク
うん。でも、プラネタリウムごっこの時の咲希は、
ルカのおかげでもう吹っ切れたって感じだったね
ルカのおかげでもう吹っ切れたって感じだったね
ルカ
私は話を聞いてあげただけだけど、
どんな形でも、力になれて嬉しいわ
どんな形でも、力になれて嬉しいわ
ミク
うん
ミク
そういえば一歌達、いろいろなところに
遊びに行く計画を立ててるみたいだよ
遊びに行く計画を立ててるみたいだよ
ミク
お店とか、イベントとか、
みんなで調べたりしてるみたい
みんなで調べたりしてるみたい
ルカ
あら、いいわね。
みんなで計画してる時間も楽しいもの
みんなで計画してる時間も楽しいもの
ミク
そうやってひとつずつ、
4人での思い出を作っていくんだね
4人での思い出を作っていくんだね
ルカ
ええ
ルカ
ふふ。あの子達がこれからどんな思い出を
作っていくのか楽しみね
作っていくのか楽しみね
ミク
うん。バンドもまだ結成したばかりだし、
演奏ももっと上手くなっていくだろうし
演奏ももっと上手くなっていくだろうし
ミク
まだまだ、一歌達はこれからが本番って感じだね
ミク
これからもずっと見守っていきたいな
ルカ
ええ。今回みたいに、
迷ったり立ち止まったりするかもしれない——
迷ったり立ち止まったりするかもしれない——
ルカ
幼馴染みだからこそ、気を遣ったり、遠慮したりして
本音を言えないこともあるかもしれないものね
本音を言えないこともあるかもしれないものね
ミク
そんな時こそ、私達が力になってあげたいな。
何かしてあげられることが、きっとあるよね
何かしてあげられることが、きっとあるよね
ルカ
ふふ。ミク、気合入ってるわね
ミク
うん。一歌達は大切な後輩だから
ミク
私もルカみたいに、背中を押せる先輩になるよ
ルカ
ふふ。頑張って
ルカ
でも、ミクはもう十分、素敵な先輩だと思うわよ?
ミク
え? そ……そうかな?
ルカ
ええ!