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|japanese = 新しい日常 |
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|romaji = |
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|characters = |
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|translators = |
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|sources = |
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Revision as of 17:46, 28 July 2022
類
さて……今日持っていくものは、
これで全部かな
これで全部かな
類
ああ、そういえばこのライトもあったねえ。
ラストシーンに丁度よさそうだ
ラストシーンに丁度よさそうだ
類
フフ、今日も素晴らしいショーを作ろうじゃないか
司
『ううっ!』
司
『こ、この光は一体……!?』
寧々
『——思い出したのね、黒騎士。
平和を愛し、みんなのために剣を握っていたあの頃を』
平和を愛し、みんなのために剣を握っていたあの頃を』
えむ
『じゃあこのキラキラした光は、心なの?
とってもキレイ!』
とってもキレイ!』
司
『そうか……オレは大切なことを忘れていたようだな』
司
『約束しよう。これからは昔のように、
平和のために剣を振るうことを!』
平和のために剣を振るうことを!』
類
『こうして黒騎士は正しい心を思い出し、
世界の平和は守られたのでした——』
世界の平和は守られたのでした——』
ミク
と~っても素敵なショーだったよ~!
ミクも一緒にやりたくなっちゃった♪
ミクも一緒にやりたくなっちゃった♪
司
ハーッハッハッハッ! そうだろうとも!
KAITO
特に、最後の光の演出がとても良かったよ。
照明をあんな風に使うなんて思わなかったな
照明をあんな風に使うなんて思わなかったな
類
フフ、それは嬉しいな
ミク
あ! 司くんが天井までぴゅーんって勢いよく飛び上がるのも
とってもおもしろかったよっ♪
とってもおもしろかったよっ♪
えむ
あたしもあそこ大好き~!
司くん、ロケットみたいでカッコよかったな♪
司くん、ロケットみたいでカッコよかったな♪
寧々
飛び上がり過ぎて、天井突き抜けるかと思ったけどね
司
ワイヤーで飛んだあれか……。
正直あれは生きた心地がしなかったが……
正直あれは生きた心地がしなかったが……
司
だがオレは、最高のショーを作るための努力は惜しまん!
世界一のスターになる男だからな!
世界一のスターになる男だからな!
司
観客の笑顔のためならば、
危険が伴うステージでも、見事こなしてみせるともッ!
危険が伴うステージでも、見事こなしてみせるともッ!
類
いやぁ、やっぱり司くんは頼もしいねえ
類
そんなスターのために、
新しい演出を追加したいんだけど……どうかな?
新しい演出を追加したいんだけど……どうかな?
司
あ、新しい演出だと……!
えむ
えっ! それってどんなのどんなの?
おもしろい?
おもしろい?
寧々
なんかまた嫌な予感しかしないけど……
類
いやいや、ちゃんと安全には配慮しているよ。
まあ、多少の勇気はいるかもしれないけどね
まあ、多少の勇気はいるかもしれないけどね
レン
おーい! みんなー!
えむ
むむ?
誰だろう?
誰だろう?
ミク
あ、レンだ!
レーン!!
レーン!!
寧々
レンって……もしかして、鏡音レン?
レン
うん、ボクはレンだよ!
みんなよろしくね♪
みんなよろしくね♪
レン
みんなのショーを見に行こうと思ったんだけど、
行く途中でぬいぐるみ達がケンカしてるの見かけちゃって……
行く途中でぬいぐるみ達がケンカしてるの見かけちゃって……
レン
止めてたらこんなに遅くなっちゃったよ!
見られなくて残念だなぁ……
見られなくて残念だなぁ……
KAITO
姿を見ないと思っていたら、
そういうことだったんだね
そういうことだったんだね
類
ふむ。それなら、せっかく新しいお客さんが
来てくれたことだし、もう1回やるのはどうだい?
来てくれたことだし、もう1回やるのはどうだい?
えむ
やりた~い!
あたし何十回でもできちゃうよ!
あたし何十回でもできちゃうよ!
寧々
な、何十回はちょっと……
寧々
……でも、もう1回くらいなら練習になるし、いいかな
司
ならば決まりだな!
オレ達のショーをとくと目に焼き付けるがいい!
オレ達のショーをとくと目に焼き付けるがいい!
レン
やったー!
ありがとう、みんな!
ありがとう、みんな!
えむ
はあ~、楽しかったね~!
レンくんもいっぱい笑ってくれてよかったな~♪
レンくんもいっぱい笑ってくれてよかったな~♪
寧々
うん。それにいろいろアドバイスももらえたしね
司
これで明日のショーは、成功間違いなしだな!
類
そうだね、明日は問題なさそうだから……
そろそろ次のショーのことを考えようかな
そろそろ次のショーのことを考えようかな
寧々
もう次?
類
ああ。また新しいアイディアが湧いてきたんだ。
次はもっと面白い演出ができると思うよ
次はもっと面白い演出ができると思うよ
えむ
もっとおもしろいの!?
楽しみだな~♪
楽しみだな~♪
司
……ということは必然的に、
オレのリスクも上がるわけか
オレのリスクも上がるわけか
寧々
その分目立つし、いいんじゃない?
自称スターなんだから
自称スターなんだから
司
自称ではないッ!
えむ
大丈夫だよ司くん!
類くんの演出は全部おもしろいし!
類くんの演出は全部おもしろいし!
司
たしかに面白い……。面白いが、またジェット噴射器を
背負うような真似をしなければならんのか……
背負うような真似をしなければならんのか……
類
……ダメかい? 司くん
類
この演出ができれば、
きっと素晴らしいショーになると思うんだけどねえ……
きっと素晴らしいショーになると思うんだけどねえ……
司
……ええい、わかったわかった!
お前の好きなようにしろ!
お前の好きなようにしろ!
司
面白いショーのためなら、オレはどんな演出も受け入れてやる!
司
ただし、スターにふさわしい、
盛り上がる演出にするんだぞ
盛り上がる演出にするんだぞ
類
フフ、もちろんだよ
類
みんなが喜んでくれるような
とびきりの演出を用意してみせるとも
とびきりの演出を用意してみせるとも
類
……あそこは、客席から登場するだけじゃインパクトがないな。
彼を騎士として印象付けるためには……
彼を騎士として印象付けるためには……
類
ああ、そうだ! そのほうがいいね!
ならまずは、どれだけ負荷がかかるか検証しないとねえ……!
ならまずは、どれだけ負荷がかかるか検証しないとねえ……!
寧々
……ふふっ
寧々
類、最近楽しそうだね
類
うん? そう見えるかい?
寧々
うん。すっごく楽しそう。
昔は……
昔は……
類
寧々?
寧々
……ほら、昔は退屈そうだったけど、
最近はよく、アレな顔になってるし
最近はよく、アレな顔になってるし
類
おや、アレとはなんだい。心外だな
類
……でも、そうだね。
寧々の言う通り、充実した気分だよ
寧々の言う通り、充実した気分だよ
類
やりたいことをやりたいようにできると、
こんなにも素晴らしい気分になれるんだね
こんなにも素晴らしい気分になれるんだね
類
さて、舞台が整ったなら――あとは開演するだけだ。
次の演出を考えなくてはね
次の演出を考えなくてはね
類
……ああ、そうか。前のショーで使ったあれを再利用するのも
いいかもしれないな。それなら司くんも慣れているし……
いいかもしれないな。それなら司くんも慣れているし……
寧々
――ふふ。
よかったね、類
よかったね、類
司
よーし! それでは今日も練習を……
着ぐるみ
お嬢様ー!
えむ
む? そんなに急いでどうしたのー?
着ぐるみ
今日、園内でイベントの告知がありまして……!
えむ
イベント?
お父さん、そんなこと言ってなかったけど……
お父さん、そんなこと言ってなかったけど……
えむ
どんなイベントなの?
着ぐるみ
こちらが案内です
えむ
えーっと……
『第1回 フェニックス☆ショーコンテスト』?
『第1回 フェニックス☆ショーコンテスト』?
司
ショーコンテスト……だと!?