Chapter 20: Wonderlands×Showtime
Wonderlands×Showtime (? (edit))
Wonderlands×Showtime (? (edit))
連休最終日
Wonder Stage
Tsukasa
も……もうダメだ! 動けん! オレは、一歩も動けんぞ~!
Nene
……つ、疲れた……
Rui
いやあ、1日に5ステージはさすがに大変だったねえ。 出番の少なかった僕でも、体が鉛のようだよ
Tsukasa
しかし、後半は立ち見がでるほどになったな! これぞオレのスターパワー!
Robo-Nene
『ふ~ん? お客さん達、着ぐるみ達とネネロボでやってた 宣伝がおもしろいから来たって言ってたけど?』
Tsukasa
うっ……。ま、まあ、それもあるかもしれん!
Rui
……さて、結果はどうなったんだろうね。 このステージは、壊されずにすむのかな
Nene
……えむだけお父さんに呼び出されるなんて……
Tsukasa
…………
Emu
みんな~!!
Tsukasa
えむ! どうなった!? このステージは……どうなるんだ!?
Emu
わ……
Tsukasa
……わ?
Emu
わんだほい……!!
司・寧々・類
『………………』
Tsukasa
よっしゃ~!! やったぞ~!!
Nene
……よかった! これで、壊されなくてすむ……
Rui
フフ、がんばった甲斐があったね
Emu
みんな……ありがとう……!!
Tsukasa
よかったな。えむ
Tsukasa
はぁ……安心したら力が抜けたぞ……。 ますます一歩も動けん……
Nene
でも、まだ片づけがあるでしょ?
Rui
そうだね。名残惜しいけど、 いつまでもこのままにしてはおけないからねえ
Tsukasa
………………
Tsukasa
なあ、えむ。 ……このあとは、どうするんだ?
Emu
え?
Tsukasa
このステージが壊されないってことは、えむの父親も、 ここで新しいショーをやるつもりなんだろう?
Emu
うん。そうだと思う。 あたしも、もっともっとここでお客さんを笑顔にしたいな!
Tsukasa
寧々と類は、どうするんだ?
Nene
わ……わたしは……
Nene
……もっとステージに立って……。 いつか……プロの役者になりたいな……
Rui
僕は、変わらず演出を続けていきたいから、 またショーをやりたいねえ
Rui
――君達になら、今までにない、面白い演出がつけられそうだ
Tsukasa
……よし! お前達の気持ちはよくわかった!
Tsukasa
ならば、ワンダーランズ×ショウタイム、続投だ!
Nene
……続投?
Tsukasa
オレは、スターになるために一番必要なことは、 大舞台で経験を積むことだと考えていた
Tsukasa
だが、今回の件で思い出せた。 オレは、スターになって、 みんなを笑顔にする最高のショーがしたい
Tsukasa
そして……最高のショーには、仲間が必要だ
Tsukasa
だからまたお前達とショーをしたい。 ここで一緒に、もっとショーをやらないか?
Emu
や……や……やりた~いっ!!
Tsukasa
うおわっ! 急に突進するな!!
Emu
あたしもやりたい! もっともっと、みんなとショーやりたいっ!
Nene
……うん! 今度はネネロボも一緒に、ステージに立てたらいいな
Rui
それなら試していない演出もどんどんやりたいねえ。 フフ……腕が鳴るよ
Emu
みんなを笑顔にできちゃうナイスアイディアだね~! さすが司くんっ♪
Tsukasa
そうだろう! そうだろうとも! ハッハッハ! もっと褒めたたえろ!!
Emu
さすが未来のスター! キラキラお星さま~☆
司・えむ
『ハーッハッハッハッハッハッ!!』
ワンダーランドのセカイ
KAITO
ん? なんだか笑い声が聞こえたような気が……
ミク
ミクにも聞こえたよ~♪ はっはっはーって!
KAITO
ハハ、じゃあきっとどこかで、 誰かが笑顔になってるんだろうね
ミク
あ、ねえねえ! ミク達もまたショーをやろうよ! みんなの笑顔が見たいな~♪
KAITO
ああ、そうだね! ミク!
ミク
行こうカイト! ステージにレッツゴー♪
KAITO
みなさま、ようこそいらっしゃいました。 本日お見せするのは、想いあふれるセカイのショー!
ミク
ミク達がみ~んなを笑顔のワンダーランドに連れていくよ~!
KAITO
心の準備ができたならいきましょう
ミク・KAITO
『――イッツ・ショウタイム!!』