Chapter 19: The World Hasn't Even Started Yet
Character appearances:
Wonderland SEKAI
Tsukasa
よーし！ 戻ってもう一度ショーを……！
Tsukasa
ん？ 『Untitled』が、光ってる……？
KAITO
司くんの想いが歌になろうとしているんだよ
KAITO
歌は、人の強い想いでできているんだ。 だから本当の想いを見つけられると、歌が生まれるんだよ
ミク
うんっ♪ これは司くんの中にある、 『ショーでみんなを笑顔にしたい』っていう想いの歌だよっ☆
ミク
よーし、一緒に歌っちゃお～っ！
Tsukasa
いや、歌うって……どう歌うんだ？
KAITO
この歌は、最初から司くんの中にあった想いでできているんだ。 だから、思うままに歌えばいいんだよ
Tsukasa
…………
Tsukasa
……でもこれは、オレひとりじゃできなかった歌だ。 いや、あいつらの歌でもある
Tsukasa
だから、その……。 あいつらとも、一緒に歌っていいか？
ミク
うん！ もっちろんだよ～！
Emu
あたし達も歌っていいの？ わーい！ とっても楽しそうーっ♪
Nene
うん……歌いたい、わたしも
Rui
司くんの想いの歌か。それはとても興味深いねえ
Tsukasa
よし、歌うぞっ！！
Tsukasa
……これがオレ達の……
Emu
とってもとーっても楽しかった～！！ あたしもういっかい歌いたいっ♪
ミク
えへへ♪ ミクもミクも～♪
KAITO
あ……見てごらん、みんな。 『Untitled』が歌になっていくよ
Nene
曲のタイトルが変わって……！？
Rui
ほう……これはまた不思議な現象だねえ
Tsukasa
タイトルが変わって……。 『セカイはまだ始まってすらいない』？
Emu
『セカイはまだ始まってすらいない』？ ……あっ！
Emu
じゃあじゃあ、これからたっっくさんのショーの世界が できてくってことかなっ？
Nene
そういうことなのかもね
Rui
フフ、なら、ここからが僕達の本当のショータイムってことかな？
Rui
さぁて、それならもう僕達のステージに戻らないとね、司くん？
Tsukasa
ああ！ ……ミク、カイト
Tsukasa
一緒にショーをやってくれて、その、なんだ……本当にありがとう
KAITO
どういたしまして。またいつでも来てほしいな。 その時は、もっとたくさんショーをやろう
ミク
絶対また来てね！ 待ってるよーっ☆
ワンダーステージ
Nene
えっ？ ワンダーステージが壊されちゃう……？
Emu
……うん。みんな、黙っててごめんなさい
Rui
でもそれは、連休までに観客が沢山来なければ、の話だよね
Tsukasa
ああ！ 今のオレは……いや、オレ達なら、 このステージを守れる！
Tsukasa
今日から連休の最終日まで、毎日ショーをやって客を集めよう！
Emu
うんっ！ あたしも、あきらめないっ！
Tsukasa
このステージから最高のショーを届けるぞ！ みんな！
Tsukasa
よし、最終チェック！ 衣装、小道具、オーケー！
Rui
音響と照明、それから各種装置、全て問題ないよ
ネネロボ
『観客は前の半分くらいだけど……。 それでも結構いるし……』
Nene
……が、がんばる
Tsukasa
寧々、何かあったら、オレもえむも類もいる。 心配しないで、思いっきりやれ！
Nene
……うん！
Tsukasa
よし！ じゃあえむ、いつもの頼むぞ
Emu
いつもの？
Tsukasa
アレだアレ！ いつもやってるだろうが！
Emu
あっ！ アレだね～♪ じゃあいくよ～！
Emu
みんながんばろ、わんだほ～い！！
司・類・寧々
『わんだほーい！！』
Tsukasa
ワンダーランズ×ショウタイム、 公演スタートだ！
エムム
『ふっふっふ！ あたしは魔王様のドラゴンのお世話係・エムム！ 王子なんて、ぺっちゃんこにしちゃうぞ～！！』
子供達
王子様、がんばれー！！
ネ・ネー
『……ココはワタシにマカセナサイ。 らららら～♪』
エムム
『わー！ とっても綺麗な歌～！ なんだかあたしも眠くなってきちゃった～……むにゃむにゃ』
魔王
『……よくここまで来たな、王子』
魔王
『ボロボロになって……勝ち目なんてないとわかっているだろう。 どうしてそこまでして剣を振るう？』
ペガサス
『どうしてだと？ そんなの、決まってるだろう！』
ペガサス
『世界中の人達を――笑顔にするためだ！！』
Tsukasa
本日は、ご来場ありがとうございました！！
えむ・寧々・類
『ありがとうございました！！』
Emu
……お客さん、みーんな笑ってる……！
Emu
ありがとうみんな……！ ありがとう！ 司くんっ！
Tsukasa
フン、これぐらい当然だ
Tsukasa
なぜならオレは、未来のスターだからな！