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Chapter 4: ? (edit)
迷子を笑顔に! (Maigo o Egao ni!)
迷子を笑顔に! (Maigo o Egao ni!)
Lost Girl
Ugh......
Emu
あ、あそこ!
建物の影のところに、うずくまってる子がいるよ!
建物の影のところに、うずくまってる子がいるよ!
Nene
本当にいた……!
MEIKO
『見つかってよかったわ。
でもどうしてアトラクションの裏側にいたのかしら?』
でもどうしてアトラクションの裏側にいたのかしら?』
Rui
親を探し回っているうちに
迷いこんでしまったのかもしれないね
迷いこんでしまったのかもしれないね
KAITO
『だから他のキャストにも
見つけてもらえなかったのかな』
見つけてもらえなかったのかな』
Miku
『よ~し! ミク達が笑顔にしちゃうぞー!』
Tsukasa
いや、待て待て!
スマホの中から飛び出たミクに話しかけられたら、
驚いてしまうかもしれんだろう!
スマホの中から飛び出たミクに話しかけられたら、
驚いてしまうかもしれんだろう!
KAITO
『たしかにそうだね。
ミク、みんながこの子と一緒にいるあいだ、
僕達は隠れて様子を見ていよう』
ミク、みんながこの子と一緒にいるあいだ、
僕達は隠れて様子を見ていよう』
Miku
『そっかー……残念だけど、こっそりしてるね!
みんな、笑顔にしてあげてね~☆』
みんな、笑顔にしてあげてね~☆』
Tsukasa
ああ! ここはこのオレ!
世界のスター・天馬司にまかせろ!
世界のスター・天馬司にまかせろ!
Emu
おおっ!
司くん、かっこいい~☆
司くん、かっこいい~☆
Nene
本当に大丈夫なわけ……?
Tsukasa
……ゴホン!
Tsukasa
——ヘイ!! ガール!!
Lost Girl
!?
Tsukasa
マイネームイズ、ツカサ・テンマ!
Tsukasa
アイアムスター!
あー……アイアムワールドフューチャースター!
あー……アイアムワールドフューチャースター!
Rui
うん、既に雲行きが怪しいね
Tsukasa
え~……あとは~……そうだ!
Tsukasa
ダンス!! アンド!! シング!!
Lost Girl
........................
Lost Girl
WAAAAAAAAAAH!
Tsukasa
どわーっ!?
Emu
うわわわっ!? いっぱい泣いちゃった!
なんでなんで~!?
なんでなんで~!?
Nene
いや、なんでかはわかるでしょ
Rui
『踊れ、そして歌え』と大声で言われたらねえ
Emu
うう~、どうしよう~……!
……そうだ!
……そうだ!
Emu
——すっぱい顔っ!
Lost Girl
!
Emu
からい顔~っ!
Emu
と~ってもおいしい顔~っ☆
Lost Girl
...hehe
Emu
……!
にこにこ顔~っ!!
にこにこ顔~っ!!
Lost Girl
Hahahaha!
Nene
あっ! 笑ってくれた
Rui
フフ、笑顔が笑顔を生むのは、世界共通だね
Tsukasa
くっ……!
オレの表現力が不足していたのか……
オレの表現力が不足していたのか……
Nene
そういう問題じゃなくない?
Tsukasa
それにしても、この子の家族はどこにいるんだ?
まさかひとりで来たわけじゃないだろうし……
まさかひとりで来たわけじゃないだろうし……
Rui
そうだね。
少し彼女に聞いてみようか
少し彼女に聞いてみようか
Rui
Hi there. Are you lost?
Do you know where your parents are?
Do you know where your parents are?
Tsukasa
……今、なんと言ったんだ?
Nene
多分、『迷子になったの? お母さんはどこにいるの?』って
言ったと思うけど
言ったと思うけど
Lost Girl
No... I can't find mommy or daddy...
Rui
ふむ。両親と来たけれど、はぐれてしまって、
どこにいるかわからないそうだ
どこにいるかわからないそうだ
Tsukasa
なるほどそうか……。
……というか類!
……というか類!
Rui
なんだい?
Tsukasa
英語を話せるなら、先にお前が話しかければよかっただろう!
Rui
我らが座長が、たいそう意気ごんでいたからね。
水を差してはいけないと思ったんだよ
水を差してはいけないと思ったんだよ
Tsukasa
絶対違うだろう!
Emu
この子のお父さんとお母さん、
どこにいるんだろうね……
どこにいるんだろうね……
Nene
あ。これだけ大きな遊園地なんだし、
迷子センターみたいなのがあるんじゃない?
迷子センターみたいなのがあるんじゃない?
Emu
あ、そっか!
Emu
え~っと、迷子センターはどこかなー?
地図に書いてあるかな?
地図に書いてあるかな?
Nene
……あ。あそこに案内がない?
get lostって書いてあるし、
下に地図みたいなのも貼ってあるよ
get lostって書いてあるし、
下に地図みたいなのも貼ってあるよ
Tsukasa
そのようだな! 読んでみるとするか!
え~……ハブユーロスト……
え~……ハブユーロスト……
Rui
“一緒に来た家族や友達がいなくなっちゃった?
それならまずは勇気を出してコンパスを探しに行こう!”
それならまずは勇気を出してコンパスを探しに行こう!”
Rui
“コンパス・センター(迷子センター)はここだよ!
わからなかったら、近くの大人に聞いてみよう!”
——だってさ
わからなかったら、近くの大人に聞いてみよう!”
——だってさ
Emu
おお~!! さすが類くん!!
Tsukasa
く……オレだってもう少し時間があれば……!
Nene
はいはい
Rui
……しかし、さすがライリーさんの作ったパークだ。
こういったところにも工夫を凝らしているね
こういったところにも工夫を凝らしているね
Emu
え?
Rui
迷子になるのは、子供にとってとても怖いことだろう?
Rui
でもこの案内を見れば、自主的に、かつ楽しく、
はぐれてしまった家族と出会えるようになっている
はぐれてしまった家族と出会えるようになっている
Rui
地図のデザインも、普通のパークマップとは違って
宝の地図のようなデザインになっていて、子供も見やすい
宝の地図のようなデザインになっていて、子供も見やすい
Tsukasa
なるほど……。子供はパークの中を冒険するような気分で、
迷子センターに行けるということか
迷子センターに行けるということか
Emu
そっか……すごいねえ……!!
Emu
あ! これもメモメモしなくっちゃ!
Nene
……あ。
案内のそばに、掃除してるキャストさんがいる
案内のそばに、掃除してるキャストさんがいる
Nene
この子、あの人にお願いしたほうが早いんじゃない?
迷子になった子がいましたって
迷子になった子がいましたって
Tsukasa
たしかにそちらのほうが
スムーズに解決しそうだが……
スムーズに解決しそうだが……
Lost Girl
..................
Emu
あれ、どうしたのー?
あたしの足にぴたーってくっついて
あたしの足にぴたーってくっついて
Nene
この子、えむになついてるんじゃない?
Rui
うん。不安そうだし、一緒にセンターまで行ったほうが
この子も喜んでくれそうだね
この子も喜んでくれそうだね
Tsukasa
……そうだな! オレ達が優先すべきは、何より笑顔!
みんなで迷子センターへ向かうとするか
みんなで迷子センターへ向かうとするか
Rui
コンパス・センターは『ブルーワールド』エリアと
『リトル・キングダム』エリアを抜けた先に
あるようだね
『リトル・キングダム』エリアを抜けた先に
あるようだね
Tsukasa
では、みんなで行こう!
Emu
うんっ!