Resounding Twilight Parade/Story/Chapter 3

From Sekaipedia
寧々
——♪ ——♪
リン
寧々ちゃん、すっごーい☆
リン
この前聴いた時より、しゃららら~☆
きらきら~ってなってるよ♪
寧々
そ、そうかな……
リン
でもね、リンね、
寧々ちゃんがもーっとキラキラになれる方法を
知ってるんだ☆
寧々
え……
リン
そ・れ・は~……
リン
ほら☆ こうやってニコニコ笑顔で歌えば、
歌声もルンルン、キラキラッ☆
ってなれるんだよ♪
リン
そしたら、みんなもニコニコになっちゃうの!
寧々
そっか……。
わかった、もっと意識してやってみる
リン
うんうんっ☆ 一緒にがんばろ~!
ミク
寧々ちゃーん!
司くんがリハーサルやりたいって言ってるよ~♪
寧々
あ、うん……! 今行く!
『さあ、みんな!!
歌おう、そして踊ろう!!
素晴らしいこの日のために!!!!』
寧々
うるさ……
えむ
司くん、今日すっごく気合入ってるね!
何かいいことあったのかな?
今日、司くんの妹さんとそのお友達が
フェニックスワンダーランドへ遊びに来るらしくてね
『妹達に最高のショーを見せるんだ!』
……と、張り切っているようだよ
寧々
そうだったんだ……
えむ
そういえば司くん、ときどき妹さんの看病で
バイト休んだりしてたなぁ
えむ
すっごく妹さん想いなんだね!
寧々
まあ、誰にでもひとつはいいところもあるよね
フフ
ハーッハッハッハ!
今日のオレは、いつもよりノッているぞ!
これでオレ達のショーを見た咲希達も、
日々の疲れから解き放たれ、また新たな気持ちで
練習に励むことができるだろう!
えむ
わんだほーいっ☆
バッチリがんばるぞー!
えむ
ねっ、寧々ちゃん!
寧々
わたしは別に……。
ショーで手を抜いたことはないし
そうだね。今日もいつもどおり、
最高のショーを観客へ届けようじゃないか
ミク
ふふっ! みんなも絶好調みたいだね☆
リン
あのね、リンもね、みんなと一緒に
いーっぱいショーをやりたいなぁ~♪
レン
あっ、リン! 今日はステージにいるんだ!
MEIKO
MEIKO
そういえば、リンはあまりステージに来てなかったわね。
どこに行っていたの?
リン
リンはね~、いろんな場所でショーをして、
ニコニコ笑顔を届けてたんだよ☆
レン
へえ、おもしろそうだね!
ボクもリンみたいに、いろんな場所に行って
みんなを笑顔にしたいな~
リン
じゃあ、次はふたりでお出かけしよーよ☆
リン
レンと一緒だったら、もっともっともーっと
ハッピーなショーができると思うんだぁ♪
レン
うん、約束だよ!
むむ、オレ達も負けてられんぞ!
もう一度、全力でリハーサルだ!!
寧々
いいけど、本番前にバテないでよね
咲希
わあ~! フェニランだ!
一歌
みんなで来るのは久しぶりだね
志歩
へえ……、もっといろいろ変わってるのかと思ったけど
意外と変わってないな
穂波
なんだか懐かしいよね
一歌
それで、司さんが待っててくれてるんだっけ
咲希
うんっ! 今日は、一緒にショーをやってる友達を
紹介してくれるんだって!
一歌
そうなんだ、楽しみだね
咲希
うん、どんな人達なんだろうね♪
咲希
……あ、いたいた!
お兄ちゃーん!
——お、咲希!
えむ
ほえ?
咲希、そしてLeo/need諸君!
ようこそ、我がフェニックスワンダーランドへ!
寧々
フェニックスワンダーランドはアンタのじゃないでしょ
こほん、咲希! 紹介しよう!
こいつらはオレが率いるワンダーランズ×ショウタイムの
ショーキャスト達だ!
咲希
……あ!
えむ
あっ!
そして、お前達。ここにいるのが、
今日特別に招待した、我が妹の——
えむ
わあー!! 咲希ちゃんだ!
わんだほーいっ☆
なぬっ!?
咲希
えむちゃん! お兄ちゃんと一緒に
ショーをやってたんだね~!
一歌
え、鳳さん……?
穂波
フェニランでショーをしてたのは知ってたけど、
まさか司さんと一緒にキャストをやってたなんて……
志歩
そういえば、穂波のクラスにいたっけ
な、なんだと……!?
世間は広いようで狭いようだね
寧々
せっかく紹介するぞって張り切ってたのにね
一歌
(あ! あの人、公園で歌ってた人だ……。
司さんとショーをやってる人だったんだ)
一歌
(うまく歌を歌える方法、今なら聞けるかも……)
一歌
あ、あの……
寧々
……っ!
む? どうしてオレの後ろに隠れるんだ?
寧々
な、なんでもない
一歌
あの……?
ああ、ごめんね。
寧々は少し人見知りなところがあるんだ
慣れれば普通に話せるはずだから、
少し待っていてくれるかい?
寧々
…………
えむ
ねえねえ、せっかくだし
みんなで一緒に遊ばない?
寧々
えっ……?
えむ
だって、こうしてフェニックスワンダーランドで
咲希ちゃん達と会えるなんて思わなかったし!
えむ
あたし達も、ショーは夕方からだし
それまではヒマでしょ?
えむ
だから、みんなで一緒にいーっぱい遊んで、
いーっぱい仲良くなれれば、
とってもわんだほいだと思うんだ☆
僕は構わないよ。
リハーサルなら今朝済ませたしね
まあ、そうだな。
せっかくだし、オレがランド内を案内してやろう!
一歌
わ、私も……!
ワンダーランズ×ショウタイムのみんなと、仲良くなりたいな
穂波
うん、わたしも。
志歩ちゃんは、どうかな?
咲希
しほちゃん……!
志歩
……いいよ。今日は、咲希につきあうって決めたし
咲希
わあ、ありがと~!
えむ
それじゃあ、あたし達が案内するね!
フェニックスワンダーランドの冒険に、しゅっぱーつ☆
咲希
おーっ♪
寧々
…………
リン
『ねえねえ、寧々ちゃん!
どうしてそんな顔してるの?』
リン
『新しいお友達ができるチャンスだよ?
ニコニコ笑顔で楽しもうよっ☆』
寧々
っちょ、リン……!
見つかったらびっくりされるでしょ。
もうちょっと、こっそり出てきてよね
リン
『だってだって~。
リン、寧々ちゃんが心配なんだもん~』
寧々
気持ちは嬉しいけど……。
でも、やっぱり初対面の人だと緊張するっていうか……
リン
『むむむ、きんちょーか~』
リン
『そうだ☆ 寧々ちゃんがニコニコ笑顔で楽しめるよーに、
リンがここで応援してるねっ♪』
寧々
い、いいよ。ていうか見つかったら大変だし
リン
『こっそりしてるからだいじょーぶ!
こそこそっ☆』
寧々
できてないし
寧々
……でも、ありがと。
いきなりは無理だけど、少し頑張ってみる
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