POP IN MY HEART!!/Story/Chapter 2

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Chapter 2: Let's Go To The Dream Park!
レッツゴードリームパーク！ (Rettsu Goo Doriimu Paaku!)

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Tsukasa

アメリカだとーっ！？！？

Emu

うんっ！　ライリーさんが『これから提携していくなら、
パークやキャラクターのことを君達に知ってもらいたい』って！

Rui

それはありがたい。
まさか世界でも有数のテーマパークを見学させてもらえるなんて

Nene

で、でも、なんでわたし達……！？

Emu

『宣伝大使として新しいショー作りをしてるなら、
きっと勉強になると思うから』って誘ってくれたんだよ♪

Emu

それにライリーさん、あたし達のショーを
すーっごく気に入ってくれたんだって～！

Nene

そうなんだ……

Tsukasa

フッフッフ……そうか……ついに世界か……！

Tsukasa

さあお前ら！
ワンダーランズ×ショウタイム、いざ世界進出の時だー！！

Tsukasa

ハーッハッハッハ！！

Rui

フフフ、楽しみだねえ……。
海外となると、日本では許されないことも
許されたりするからね……

Nene

ちょっと、変なことはしないでよね。
はぁ……このメンバーだと、楽しみ半分心配半分って感じ……

Tsukasa

そうと決まれば早速準備だな！
各自、しっかりと用意してくるように！

Emu

はーい！

Emu

（よかった！
みんないいよって言ってくれて！）

Emu

（よ～しっ！　ライリーさんから会社のこと教えてもらおうっ！
それからライリーさんのパークと、うちがどう違うのかも
調べてみて——）

Emu

（それで、『こうしたい』を形にできるようにしようっ！
司くん達が、フェニックスワンダーランドを笑顔で
いっぱいにしてくれたみたいに！）

Emu

……あ

Emu

……ちょっとお出かけするけど、
すぐ戻ってくるからね！

Emu

いってきます！

Emu

ついた～～！！
みんな、ついたよ～～アメリカ！！

Rui

いやあ、面白い空の旅だったね！
実にエキサイティングだったよ

Nene

エキサイティング？
あのメチャクチャな乱気流が？

Emu

ぎゅーんって落ちたりガタガタ鳴ったりして、
とーってもおもしろかったね！

Nene

全然おもしろくないから！

Nene

はぁ……到着するまでこんなにバタバタするなんて……。
司は着替え忘れたとか言って家に戻るし、
類はネネロボ連れてこようとするし……

Rui

いやぁ、翻訳機能もつけていたから
試してみたかったんだけどねえ

Nene

どう考えても荷物検査でひっかかるでしょ！

Emu

あれれ？
司くんどこだろー？

Nene

何？　さっそく迷子？

Rui

——おや。あっちのほうで朝日を浴びながら
ポーズをとっているみたいだよ

Nene

うわ……他人のフリしよ……

Tsukasa

ついに——ついにオレは、
世界への第一歩を踏み出したぞ！！

Tsukasa

まさかこうも早く世界へ飛び出していくことに
なるとはな……己の才能が恐ろしい！

Tsukasa

さあ新たなる世界へ——

Emu

司くーーーーん！！

Tsukasa

むっ！？
えむ、どうしたんだ。そんな大声で

Emu

あのね、寧々ちゃんが
『はぐれて迷子になったら大変だから
さっさと戻ってこい』って！

Tsukasa

こんな至近距離で迷子になるか！

Tsukasa

まあいい。空港の写真を撮って、
咲希に送ったあとに戻るから——

Miku

『司くーーーーーーーん！！』

Tsukasa

お、おわーっ！？

Emu

あ！　ミクちゃん！

Miku

『えむちゃん！　こんばんはー♪
……あれ、おひさまが出てるからこんにちはかな？』

Len

『たしか、時差っていうのがあるんだよね！
変な感じだね～』

Rin

『うんうん♪　ヘンな感じ～』

Tsukasa

なぜミク達が……！
あ、そういえば出発前に、海外に行くという話をしていたか

Miku

『うん☆　だから気になって来ちゃったんだ♪』

KAITO

『こらこら、今日はみんなパークの見学のために来てるんだよ。
あんまり困らせないようにね』

MEIKO

『とか言って、実はカイトも見たいんじゃないの～？
珍しくこっちに顔出すなんて』

KAITO

『う……。たしかに興味がないと言えば嘘になるかな。
普段見れないようなものが見れるわけだしね』

Luka

『ライリーさんのテーマパークも楽しみねぇ～。
どんなところなのかしら？』

Tsukasa

おい、お前ら！
そんな一斉に出てくるな！

Keisuke's Voice

——手続きはすべて完了した。
早速移動するとしよう

Tsukasa

うおっ！
あ、あっちのほうにえむの兄達がいるから、
ちゃんと引っこんでいるんだぞ

Miku

『はーい！
でもでも、ミク達にもいっぱい見せてね♪』

Emu

うん！　周りに人がいなくなったら
ミクちゃん達を呼ぶから待っててね☆

Shosuke

ん？　おい、お前ら。
そっちにいるとはぐれるぞ。
一緒についてこい

Tsukasa

わ、わわわ、わかったー！

Emu

それじゃ、みんな一緒にレッツゴー！

Emu

……わ～～～っ！！

Tsukasa

おお……！　入口から素晴らしいな！
まるで異世界への入口のようだ！

Nene

あ、あれって『リトル・キングダム』に出てくる
お城だよね！　すごい、映画で見たままだ……！

Rui

あちらは『ミュージックオブジャングル』の
エリアみたいだね。かなり本格的な造りのようだ

Emu

すごいね……！！
わんだほいがいっぱいだぁ……！！

Shosuke

おい、仕事で来てるんだからあんまりはしゃぐんじゃないぞ

Keisuke

さて、ライリー氏とは
パークのエントランスエリアで待ちあわせるという
ことだったが……

Riley

やあ皆さん！
僕らの国によく来てくれましたね！

Keisuke

ミスターライリー！
お久しぶりです

Emu

ライリーさん、こんにちは！
呼んでくれて、ありがとうございますっ！

Riley

ふふ、どういたしまして

Riley

たくさんの人の笑顔のために頑張っている君達ならばきっと、
ここから様々な気づきを得られるだろう

Riley

だから——今日は素直な気持ちで、
僕らのパークから、いろいろと吸収していってほしいな

Tsukasa

はい！　今日は勉強させていただきます！

Emu

——はいっ！
あたしも、いっぱいいっぱい勉強します！

Tsukasa

おお、えむ。
珍しく学ぶことに前向きな姿勢だな。感心感心！

Riley

さて、それでは——ここから別行動としよう

Riley

慶介さんと晶介さんは、打ちあわせのため私と一緒に隣の本社へ。
えむさん達は、今日１日パークを満喫してほしい

Emu

うえっ！？

Tsukasa

む？　どうした、えむ

Emu

あ、えーと、えーと……

Emu

あたし、ライリーさんにいろいろ聞きたいことがあって……！
だから、お兄ちゃん達との打ちあわせも行きたいなぁって……

Riley

……ふむ。それなら夕方の６時頃、
『スマイリー』エリアで落ちあうことにしよう。
その時にいろいろと話をしようじゃないか

Emu

……！
ありがとうございますっ！

Keisuke

すみませんミスターライリー。
わざわざ時間をとらせてしまって……

Riley

構わないさ。
ちょうど僕も、えむさん達に見せたいものがあったからね

Emu

見せたいもの……？

Riley

ふふ、それは後々にね。
それじゃあ、６時に『スマイリー』エリアで会おう！

Emu & Tsukasa

『はいっ！』

Keisuke

では、行きましょうか

Shosuke

いいかお前ら、はしゃぎすぎるんじゃないぞ

Emu

うんっ！

Emu

（よかった～！
ライリーさんとお話できる時間、ちゃんともらえた！）

Nene

……ねえ、えむ。
ライリーさんに聞きたいことってなんなの？

Emu

え？　えーっと、ライリーさんがこのパークを
どうやって作ったのかとか……そういうこといっぱい！！

Tsukasa

ほう。たしかにそれはオレも興味があるな。
ならば、６時にみんなで聞くとしよう！

Rui

じゃあそれまで、パークをしっかり見て回ろうか。
まずはどこから——と聞くのはさすがに野暮かな？

Nene

うん。
どこかなんて決まってるでしょ

Tsukasa

ああ！
何はなくとも——ショーステージだ！

Emu

おーっ！！

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