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Full Power! Wonder Halloween!/Story/Chapter 5

From Sekaipedia
Revision as of 18:11, 28 July 2022 by MathTurtle (talk | contribs) (Created page with "{{Chapter tabs |base = Full Power! Wonder Halloween!/Story |prev = Chapter 4 |next = Chapter 6 }} {{Event story chapter info |event id = 3 |chapter = 5 |image = Potato2020 chapter 5.png |english = |japanese = 一番いい演出を |romaji = |characters = wxs miku,wxs len,wxs kaito,tsukasa,emu,nene,rui |translators = |sources = }} {{Dialogue options}} {{Dialogue |character = 類 |english = |japanese = どういうことだい? 『本当にその演出...")
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どういうことだい?
『本当にその演出がしたいのか』って
僕は、したくもない演出はつけないよ
……ああ、お前はそういうヤツだ。
したくないことはしない
だろう?
ただ、さっきから、いつもと違う演出ばかりしているだろう
……いつもと違う?
僕は、ここで園長が感じる恐怖を観客に感じてもらうためには
さっきの演出が一番いいと思ったんだよ
……なるほど、それらしい説明だな
だが、今のお前は、本当にその演出をやりたいようには見えない
……最初に、オレを奈落に引きずりこむ演出の話をしていた時は
あんなに楽しそうにしていただろう
それなのに、オレがケガをしかけてからは、
まったく楽しそうじゃない
オレにはお前が、『こっちのほうが派手だ、
観客に受ける』と言い訳をして、
自分を無理に納得させているように見える
——違うか?
……無理に、納得させている?
そんなことはないよ。
僕は、今の演出が一番いいと思ったんだ
嘘をつくな!
……!?
えむ
つ、司くん……?
お前は、オレがケガをしたから、
やりたい演出を我慢してるんじゃないのか!?
……何を見当違いなことを言っているんだい、司くん。
僕は、僕が一番いいと思った演出を——
だから嘘をつくのはやめろと言っただろう!
オレは、お前のつけた演出で、最高のショーを演じると言った。
お前のどんな演出にも応えると言った!
それなのにお前が遠慮したら、
最高のショーは作れないだろう!?
僕は、遠慮なんてしていない!
何回言わせるんだ
えむ
す……スト~ップ!!
えむ
ふたりともおちついてーっ! ねっ?
寧々
う、うん。
ちょっと冷静になろうよ
…………
……急に怒鳴って悪かった
だが、今日の類は……どこか変だ。
それは間違いない
そんなことは……
…………
……お互い頭を冷やすぞ。
でなければ、いいショーは作れない
オレは先に帰る
えむ
へ?
わ、司くん待ってよ~!
寧々
あ……
……寧々から見ても、そうなのかい?
寧々
え?
僕は、いつもと違うように見えるのかな
寧々
それは……
寧々
……うん。
なんだか、いつもの類じゃないって思う
寧々
このあいだまでは、楽しくてしょうがないって感じで、
目がキラキラしてたけど……
寧々
今は、そうじゃないって思う
……そうか
困ったな。
自分じゃ、よくわからない
ショーで手を抜くなんて、
ありえないことだけれど……
でも、司くんと寧々が言うなら、
そうなってしまっているんだろうな
寧々
(類、自分が無意識に遠慮しちゃってることに、
本当に気づけてないみたい……)
寧々
(わたしが、伝えなきゃ……)
寧々
……っ
寧々
(……でも、あの時も、何もできなかった。
わたしに……類を助けられるのかな)
寧々
(だけど、今どうにかしないと——
また類がひとりになっちゃう……)
寧々
…………あ
寧々
ねえ、類。
セカイに行ってみない?
セカイに?
寧々
そう。それで、ミク達に相談してみようよ
……だけど、ショーのことを相談するならともかく、
僕の問題を相談しても……
僕自身、何がおかしいのかすらわからないのに
寧々
でも、類もこのままじゃいいショーは作れないって
思ってるでしょ?
寧々
司も、きっとそう思ってる。
だから怒ったんだと思うよ
寧々
ミク達はいつもわたし達の話を真剣に聞いてくれるし、
行ってみようよ
寧々
類は、みんなでいいショーを作りたいんでしょ?
…………
ああ。わかったよ、寧々
レン
あ~! もう、落ち着こうよ!
ほら、離れて離れて!
KAITO (Wonderlands×Showtime)
KAITO
どうしたんだい? レン、ミク
レン
ショーを作ってたら、またぬいぐるみ達が
ケンカしだしちゃったんだ
いぬのぬいぐるみ
ボクはモットオモシロイショーがシタイ!
ソレナノニ、ナンデトメルノさ!
ねこのぬいぐるみ
デモ、アンナコトシタラ、キミがケガシチャウよ~!
ミク
わわっ! ひっぱっちゃダメだよ~!
KAITO (Wonderlands×Showtime)
KAITO
おやおや。これは大変だね
レン
うん。……でも、ケンカしちゃうのも仕方ないかもね
ミク
え? なんで?
レン
ボクもカイト達とショーを作るようになって気づいたんだけど、
いいショーを作りたいって思うと、
段々曲げられないことが出てくるでしょ?
レン
一生懸命になると、ぶつかっちゃうことはあるよなーって
KAITO (Wonderlands×Showtime)
KAITO
ああ、そうだね。
……あれ?
ミク
あ! あそこいるの、類くんと寧々ちゃんじゃない?
レン
どうしたんだろ?
ちょっと元気がなさそうだけど……
KAITO (Wonderlands×Showtime)
KAITO
ふたりはここにいて大丈夫だよ
KAITO (Wonderlands×Showtime)
KAITO
僕が話を聞いてくる
KAITO (Wonderlands×Showtime)
KAITO
君達も、よければ一緒にこないかい?
ぬいぐるみ達
『?』

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